緩和ケアは、がんと診断されたその日から |藤沢市のかつや心療内科クリニックは医師によるがん患者さんのこころを専門にした心療内科です

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緩和ケアは、がんと診断されたその日から

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緩和ケアは、がんと診断されたその日から2024.02.07

 皆さんは、緩和ケアと聞いて、どのようなことをイメージされますか? がんの終末期をイメージする人が多いのではないかと思います。今回は、藤沢市にあるかつや心療内科クリニックから、『緩和ケアは、がんと診断されたその日から』と題して、がん相談コラムをお届けします。

がんと診断されたその日から緩和ケアを

 がんの場合、痛みが出てくると、終末期と思う患者さんは多いです。しかし、病状によっては、終末期でなくても痛みが出ることはよくあります。また、手術や抗がん剤治療などにより、辛い症状が出ることがありますが、治療をがんばっておられる患者さんの辛い症状を和らげるのも緩和ケアの大事な役割です。

 心理面に目を向けますと、終末期の患者さんは、たいへん辛い思いをされていますが、がんと診断された時のショックも計り知れないものがあります。

 このように、緩和ケアは、がんと診断されたとき、治療をがんばっているとき、そして終末期とあらゆる時期に必要なものなのです。

緩和ケアの定義(WHO:2002年)

 WHOは、緩和ケアを次のように定義しています(翻訳)。「緩和ケアは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを向上させることを目的とする。痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し、的確に評価を行い、対応することで、苦痛を予防し、和らげることを目指すアプローチである。」定義の中では、苦痛として、身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題が挙げられています。

がんの痛みの四つの側面

身体的痛み

 がんそのものや治療によって生じる副作用などです。例)痛み、呼吸苦、倦怠感など

精神的痛み

 気分の落ち込みや不安などです。例)不安、うつ、怒りなど

社会的痛み

 働くことができないことによる経済的な問題などです。例)仕事の問題、家族の問題など

スピリチュアルペイン(WHO:spiritual pain)

 WHOの定義には、spiritualという言葉が使われています。「スピリチュアル」は、適切な日本語がないため、翻訳されず、このまま使われています。これに該当するのは、生きる意味、死生観、自分の存在についてなどです。

 「スピリチュアル」という言葉は、日本においては、様々な意味合いがありますので、当クリニックでは、「スピリチュアルペイン」を『こころの痛み』と呼んでいます。

 『こころの痛み』の例:生きる意味が感じられない、死に対する恐怖感、罪悪感、孤独感、疎外感、希望がないなど

まとめ:緩和ケアは、がんと診断されたその日から|藤沢駅徒歩5分かつや心療内科クリニック(医師によるがん相談)

 医療・薬剤の進歩により、身体的痛みや精神的痛みは、取り組みやすいものになりました。また、社会的痛みに対しては、がん診療連携拠点病院などにあるがん相談支援センターといった相談機関が、かなり充実してきました。

 しかし、『こころの痛み』は、こころの深いところから生じていますので、相談そのものが、複雑で難しいものになりがちです。よって、相談できる場所も非常に限られています。当クリニックは、『こころの痛み』を和らげる治療が専門です。

概要 概要

院長 吉田勝也
標榜科 がん心療内科
資格 日本緩和医療学会 
緩和医療認定医
厚生労働省 精神保健指定医
日本医師会認定 産業医
住所 神奈川県藤沢市南藤沢17-14
ユニバーサル南藤沢タワー403
申込用
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アドレス
gan-soudan@kzc.biglobe.ne.jp
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連携医療機関 湘南藤沢徳洲会病院
藤沢市民病院

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土曜日 10:00〜15:00(各50分〜4枠)

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1回50分という十分な時間をお取りして、心理療法的枠組みの中で、じっくりと相談して頂ける体制を整えています。
その体制を維持するために、すべて自費診療とさせて頂いています。健康保険は使えませんのでご留意ください。

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