死ぬこと、生きること(第4号)―かつや心療内科クリニックの原点
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死ぬこと、生きること(第4号)―かつや心療内科クリニックの原点2024.03.15
2024年2月25日に、日本キリスト教団三軒茶屋教会(プロテスタント)の公開セミナーにおいて、講演をさせて頂きました。タイトルは『最期に備えて準備する』です。この日の東京は寒く、雨が降っていましたが、会場はいっぱいになり嬉しかったです。最期(死)に備えることに関して、医療と信仰の両面から、お話をさせて頂きました。質疑応答の時間には、質問だけではなく、ご自分の体験を話して下さる方もおられ、実りある楽しい時間を過ごすことができました。
私は元々三軒茶屋教会の会員でしたが、この教会の仲間に会うのは、約40年ぶりです。当時の思い出話に花が咲き、あの頃の記憶が一気に蘇りました。余りにも遠い昔なので、当時のことが夢のように思われ、不思議な感覚にとらわれました。当時流行っていた歌に「青春時代が夢なんて/あとからほのぼの思うもの」とありますが、信仰を同じくする仲間との交流は、本当に大切なものだったと、ほのぼの思っています。
本題に入ります。三軒茶屋教会は、私が洗礼を受けた教会です。当時、私は青山学院大学の学生でした。青山学院は、キリスト教主義の学校(プロテスタント)で1年生の時は、『キリスト教概論』という授業と学内礼拝レポートが必修でした。学内にはチャペルがあり、毎日、礼拝が行われていました。『学生時代』という歌の中に「蔦の絡まるチャペル」とありますよね。友達やお世話になった先生方のことを思い出します。チャペルがあって、自由な雰囲気が好きでした。
授業や学内礼拝を通して、私は、聖書やキリスト教に関心を持つようになりました。当時、私は、生きる意味を探し求めていましたので、聖書に惹かれたのだと思います。ある日、授業を担当されていた宗教主任の先生に「教会に行ってみたい」とお伝えしますと、上述の三軒茶屋教会を紹介して下さいました。
洗礼を受けて、生きる意味が与えられました。コラム『死ぬこと、生きること(第3号)-生きる意味』にも書かせて頂きましたが、私の生きる意味は、「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。」
私が医学部に合格したとき、洗礼を授けて下さった牧師先生が、「教会の隣に病院を建てるといいね」と言って下さいました。聖書を土台とした病院という意味と思います。かつや心療内科クリニックの原点は、教会であり、洗礼によって、イエス様と結ばれたことなのです。
繰り返し書かせて頂いていることですが、皆さんの中には、信仰が違うから、信仰を持っていないから、自分は相談に行ってよいのだろうか、と思う方もおられるかもしれません。言うまでもないことですが、信仰の違いは診療に全く影響しません。また、信仰を強要することは一切ありませんので、どうかご安心ください。信仰に関わりなく、皆さんのご来院を歓迎いたします。
院長 | 吉田勝也 |
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標榜科 | がん心療内科 |
資格 | 日本緩和医療学会 緩和医療認定医 厚生労働省 精神保健指定医 日本医師会認定 産業医 |
住所 | 神奈川県藤沢市南藤沢17-14 ユニバーサル南藤沢タワー403 |
申込用 メール アドレス |
gan-soudan@kzc.biglobe.ne.jp
電話番号は載せておりません 未掲載の理由はこちら |
連携医療機関 | 湘南藤沢徳洲会病院 藤沢市民病院 |
金曜日 | 13:00〜17:00(各50分〜4枠) |
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土曜日 | 10:00〜15:00(各50分〜4枠) |
金曜日と土曜日が祝日と重なる場合は休診
1回50分という十分な時間をお取りして、心理療法的枠組みの中で、じっくりと相談して頂ける体制を整えています。
その体制を維持するために、すべて自費診療とさせて頂いています。健康保険は使えませんのでご留意ください。