死ぬこと、生きること(第17号)-祈りと癒やし |藤沢市のかつや心療内科クリニックは医師によるがん患者さんのこころを専門にした心療内科です

サイトマップ

神奈川県藤沢市南藤沢17-14
JR東海道線・小田急江ノ島線・江ノ島電鉄線

藤沢駅徒歩5分

死ぬこと、生きること(第17号)-祈りと癒やし

  • TOP
  • 死ぬこと、生きること(第17号)-祈りと癒やし

死ぬこと、生きること(第17号)-祈りと癒やし2026.02.25

 今回は、『死ぬこと、生きること(第4号)-かつや心療内科クリニックの原点』の続きを書いてみたいと思います。『死ぬこと、生きること(第17号)-祈りと癒やし』と題して、藤沢市にあるかつや心療内科クリニックからがん相談コラムをお届けします。

 今回は、『死ぬこと、生きること-信仰の戦いと永遠の命①』の予定でしたが、少し先になると思います。楽しみにお待ちください。

三軒茶屋教会での講演を振り返る

 日本キリスト教団三軒茶屋教会の公開セミナーで、講演をさせていただいてから、丁度2年が経ちます。約40年ぶりに三軒茶屋教会に帰ってきました。この40年間、神様は、私を導き続けてくださっていたのだと実感しました。この御言葉を思います。「事実、あなたの神、主はあなたのしたすべてのことを祝福し、この広大な荒野でのあなたの旅を見守っていたのだ。この四十年の間、あなたの神、主はあなたとともにいて、あなたには何一つ欠けたものがなかった。」(申命記2:7)

 講演では、『最期に備える』をテーマに医療と信仰の両面からお話しました。皆さん、たいへん熱心に聞いてくださいました。質問もたくさんありました。ご自分の経験を話して下さる方もおられました。「最期に備えるために、今までこんなに中身が濃く、聞いてよかったと思える話はなかったです」と言って下さる方もおられました。感謝!

 講演をさせていただいて、私には、ある確信が与えられました。聖書を土台としたクリニックを作るという方向性は間違っていなかったのだと。ですから、講演の機会を与えてくださった担当者の方と参加して熱心に聞いてくださった皆様に、たくさんの感謝の気持ちをお伝えしつつ、神様の恵みと祝福が豊かに、豊かにありますように、とお祈りします。

あなたはいのちを選びなさい

 聖書を土台としたクリニックであることの一環として、がん相談コラム『死ぬこと、生きること』をお届けしています。皆さんはどのような感想をお持ちですか。厳しい内容だと思われている方も少なくないと思います。でも、私としては、聖書全体のテーマ(申命記 30章19節)が、よく伝わる内容と思っています。
私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。申命記 30章19節

「あなたはいのちを選びなさい」、読者の皆さんには、いのちを選んでほしいのです。いのちとは、イエス様とひとつにされて生きることです。「その証しとは、神が私たちに永遠のいのちを与えてくださったということ、そして、そのいのちが御子のうちにあるということです。御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。」(ヨハネの手紙 第一5:11~12) 「御子」は、イエス様のこと、「御子を持つ者」とは、イエス様とひとつにされている人のことです。イエス様とひとつにされることに関しては、掲載中の『死ぬこと、生きること』シリーズをお読みください。

教会とクリニックの一体化というビジョン

 『死ぬこと、生きること(第4号)』では、次のように書きました。「私が医学部に合格した時、洗礼を授けてくださった牧師先生が、「教会の隣に病院を建てるといいね」と言ってくださいました。聖書を土台とした病院という意味と思います。かつや心療内科クリニックの原点は、教会であり、洗礼によって、イエス様と結ばれたことなのです。」

 「聖書を土台とした病院」とはどのようなものなのでしょうか。医学生の時、私は、聖路加国際病院で臨床実習をさせていただきました。院名には、ルカの福音書を書いた医者ルカの名が冠されています。この病院は、キリスト教主義の病院で、院内には、立派な礼拝堂があります。患者さんや職員は、各フロアの廊下を少し歩くだけで、礼拝に参加できるようになっています。正に教会と病院が一体化しています。初代院長(医療宣教師)トイスラー博士の理想を目の当たりにした思いがしました。

 そして、私が、以前、勤務していた衣笠病院もキリスト教主義です。ホスピス病棟には、礼拝堂があり、礼拝の音声は、各病室で聞くことができます。患者さんが、ベッド上で、聖書のお話を聞くことができるのです。教会と病院の一体化のひとつの形ですね。礼拝堂には、小さいながらもパイプオルガンがありました。

 上記より、「聖書を土台とした病院」とは、教会と病院が一体となったものと考えます。かつや心療内科クリニックには、もちろん、礼拝堂はありませんが、教会とクリニックの一体化は、私のビジョンです。

互いの信仰によって、励まし合う

 『死ぬこと、生きること(第16号)-私たちは、聖霊・救い・教会の時代を生きている』の中で、「教会は、伝道と神の国を目指す最前線基地」と書きました。その教会を支えているもの、絶対に必要なものは何でしょうか。それは、祈りです。イエス様とひとつにされている人が集まれば、教会は、自然に祈りに満たされるものなのです。

 パウロは、次のように言います。
11私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでも分け与えて、あなたがたを強くしたいからです。
12というより、あなたがたの間にあって、あなたがたと私の互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。
ローマ人への手紙 1章11~12節

 これは、教会の信徒同士の交わりの姿をあらわしています。聖霊なる神様に導かれながら、イエス様とひとつにされている者同士の祈りの姿です。「あなたがたと私の互いの信仰によって、ともに励ましを受けたい」、これは、パウロの切なる願いです。同時に、私の願いでもあります。

互いに祈りあう

 三軒茶屋教会では、毎週水曜日の夜には、聖書研究祈祷会があります。私は、当時、毎週欠かさず出席していました。牧師先生が、楽しそうに聖書の解説をしてくださったことを思い出します。メンバーの何人かの方が、私に、「吉田さんのことをいつもお祈りしていますよ」と言ってくださるのです。私は、祈られていることがすごく嬉しかったです。

 衣笠病院ホスピスに勤務していた時のこと、時々、患者さんやご家族から、祈ってほしいと言われることがありました。喜んでお祈りさせていただきました。「〇〇さんが、先生のお祈りを喜んでいましたよ」とスタッフが教えてくれることもありました。嬉しかったです。

クリスチャンの祈りには大きな力と癒やしの効果がある

 祈ってもらうことも嬉しいですが、誰かのために祈ることも喜びです。お互いに、イエス様にあって、祈り合うことは、私たちに大きな力を与えてくれます。御言葉は、次のように言います。ヤコブの手紙 5章13~16節です。
13あなたがたの中に苦しんでいる人がいれば、その人は祈りなさい。喜んでいる人がいれば、その人は賛美しなさい。
14あなたがたのうちに病気の人がいれば、教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。
15信仰による祈りは、病んでいる人を救います。主はその人を立ち上がらせてくださいます。もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。
16ですから、あなたがたは癒やされるために、互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、働くと大きな力があります。

「正しい人の祈りは、働くと大きな力があります。」とあります。「正しい人」とは、イエス様とひとつにされたクリスチャンのことです。ここは、原典のギリシャ語の直訳では、「正しい人の活動している祈りは大きな力があります」となります。フランシスコ会聖書研究所訳では「正しい人の祈りは大きな力があり、効果があります。」となっています。これは、意訳ですが、とてもわかりやすいと思います。主にあって、お互いに祈り合うことは、生きるための大きな力であり、癒やしをもたらすのです。

 私は、かつや心療内科クリニックを、主にあって、お互いに、祈り合う場にしたいと考えています。教会とクリニックが一体となるというビジョンを実現するために。

患者さんとご家族が、穏やかに過ごすことができますように

 イエス様の癒やしの場面をご紹介します。マルコの福音書 5章21~43節です。皆さん、お読みになって味わってみてください。

 12年間、出血が止まらない病気に苦しんでいる女性が、癒やされたい、救われたいという切実な思いから、イエス様の衣に触れたのです。すると、彼女は、血の源が乾いて、病気が癒されたことを体に感じました。彼女は、今起こったことをイエス様に全てをお話しました。その時、イエス様は、次のような御言葉を彼女にかけられました。「イエスは彼女に言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。苦しむことなく、健やかでいなさい。」」(マルコ5:34)

 この御言葉の後半部分、原典ギリシャ語は、「あなたの激痛から解かれたのですから、健康でいなさい」と直訳できます。「激痛」は、「病気」、「病苦」という意味もあります。フランシスコ会聖書研究所訳は、「もうこの病気に悩むことはない」です。

 以前の『死ぬこと、生きること』に登場してくれた取税人ザアカイ(ルカ19:1-10)や罪深い女(ルカ7:36-50)のように、「このお方だけ」という切実な思いに突き動かされて、イエス様の御許に来て、「もうこの病気に悩むことはない」との御言葉を頂く人は本当に幸いです。確かに、この体にはがんという病気がある、確かに、体は辛い、しかし、しかし、です。「もうこの病気に悩むことはない」というイエス様の御言葉は、イエス様とひとつにされた人には必ず実現するのです。

 癒やしの御言葉です。「それからイエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを癒やされた。」(マタイの福音書 9章35節) 「主が 病の床で彼を支えられますように。/彼が病むとき、寝床から起き上がらせてください。」(詩篇 41篇3節) 「寝床から起き上がらせてください。」に関して、脚注には、「すべての寝床をたたませてください」とあります。

 がんの患者さんは、体も心も、死にたくなるほど辛いのです。見守る御家族も身もだえするほど辛い思いをされています。でも、この辛さの中で、祈られるという体験は、生きるための大きな力になるのと同時に、癒やしをもたらすというのも事実なのです。今、辛い思いをされている患者さんとご家族のために、イエス様にある平安がありますように、と心よりお祈りします。

概要 概要

院長 吉田勝也
標榜科 がん心療内科
資格 元日本緩和医療学会
緩和医療認定医
厚生労働省 精神保健指定医
日本医師会認定 産業医
住所 神奈川県藤沢市南藤沢17-14
ユニバーサル南藤沢タワー403
申込用
メール
アドレス
gan-soudan@kzc.biglobe.ne.jp
電話番号は載せておりません
未掲載の理由はこちら
連携医療機関 湘南藤沢徳洲会病院
藤沢市民病院

ご相談日(完全予約制) ご相談日(完全予約制)

金曜日 13:00〜17:00(各50分〜4枠)
土曜日 10:00〜15:00(各50分〜4枠)

金曜日と土曜日が祝日と重なる場合は休診

1回50分という十分な時間をお取りして、心理療法的枠組みの中で、じっくりと相談して頂ける体制を整えています。
その体制を維持するために、すべて自費診療とさせて頂いています。健康保険は使えませんのでご留意ください。

料金詳細はこちら